福岡市では、国家戦略特区「グローバル創業・雇用創出特区」の指定、内閣府「グローバル拠点都市」の選定を生かし、規制緩和等と福岡市独自施策を組み合わせながら、 リスクをとってチャレンジする人が尊敬されるまちを目指して、スタートアップ支援に取り組んでいます。
官民協働型インキュベーション施設「Fukuoka Growth Next」では、創業を志す方のサポート、そして創業後のスタートアップへの集中的な支援を実施。福岡市と民間企業の連携により、福岡を代表するロールモデル企業の創出を目指しています。

浜松市は、広大な市域を持つ政令指定都市であり、あらゆる自然・都市環境を有することから国土縮図型都市と呼ばれています。自動車や楽器などで我が国を代表するものづくり企業が当地域で創業した「スタートアップのまち」です。
令和6年度には独自に地域企業とスタートアップとのマッチングプラットフォーム「ハマハブ！」を開設しました。本プラットフォームでは、地域経済の発展のため、スタートアップと共に、地域企業の課題の解決や、新しいビジネスの創出を促進しています。

つくば市は「世界のあしたが見えるまち」をヴィジョンに掲げ、筑波研究学園都市として約160の研究機関に最先端の研究・技術シーズ、そして約2.3万人の研究従事者が集積するまちです。この「知の集積」は、社会課題の解決や新産業創出等の大きな可能性を秘めており、つくば市では2018年からこれら研究成果を基礎として創業するスタートアップの創出に取り組んでいます。
市営のインキュベーション・交流施設である「つくばスタートアップパーク」では、スタートアップに関わるすべての人のハブ拠点として、スタートアップの創業と成長を徹底サポートしています。

青森市では、起業・創業から中小事業者の経営相談など、一貫した事業者支援を行う経営相談窓口「AOMORI STARTUP CENTER」を開設しています。
経営に関する豊富な知見を有するコーディネーターが常駐し、起業・創業希望者等に対し、構想段階でのアイデア整理、ビジネスモデルの構築、事業計画・資金計画の作成等についての助言や支援制度の情報提供等を行っています。
また、青森商工会議所と連携し、地域でのスタートアップ創出に向けた機運醸成や、起業家間のコミュニティ形成等を目的としたイベントも実施しています。

富谷市は、１９６０年の国勢調査から人口増を継続し、２０１６年に単独での市制施行により「富谷町」から「富谷市」となりました。豊かな自然を残しつつ、新興住宅地、商業施設、教育、子育て環境の充実に取り組み、各種自治体評価ランキングで高い評価を得ています。

起業家支援及び産業創造の拠点である「TOMI+（とみぷら）」と新たなビジネスを想像する拠点である「荷宿（にやど）」、また、起業家である市長が塾長である起業塾「富谷塾」、それぞれが連携することにより社会に新たな価値を想像するスタートアップの取組を強化しております。
富谷塾を通して起業機運を醸成しながら、ハンズオン支援や商工会、金融機関、大学などの研究機関と連携を強化しながら多面的かつ系統的な支援を行い、起業・創業にチャレンジしやすいサポート体制を整備しています。

さらに令和５年６月１日、新たなビジネスを創造する拠点として、かつて江戸時代、宿場町として栄えたしんまち地区において、要衝であった問屋場「荷宿」をリノベーションした「富谷市ビジネス交流ベース」が開設されます。TOMI+との連携を図り、社会に新たな価値を創造するスタートアップの取組を強化していきます。

千葉市は2026年、まちが開かれてから900年という大きな節目を迎えます。次代を担う若い世代が千葉市に誇りを持ち、より豊かな未来につなげていくために、様々な取り組みを展開しています。

市内企業のロールモデルとなる創業者の発掘・成長支援を目的としたアクセラレーションプログラム（C-CAP）や、企業の新規事業推進や既存事業の経営基盤・体制強化を目的とした副業プロ人材のマッチング支援（C-BID）など、スタートアップ支援・イノベーション創出支援に積極的に取り組んでいます。

また、千葉市とともに創業支援を推進する千葉市産業振興財団にワンストップ相談窓口を設け、コーディネーターの伴走支援によるビジネスプランのブラッシュアップ等を行っているほか、ベンチャーカップCHIBA（ビジネスプランコンテスト）、創業セミナー、産学連携促進など、様々な支援を実施しています。さらに、オープンスペース型起業支援施設「CHIBA-LABO」を運営し、創業環境を整備するなど、ハード・ソフト両面から創業をサポートしています。

品川区の五反田・大崎エリアはスタートアップが集積していることから「五反田バレー」と呼ばれており、区内外から大きな注目を集めています。
スタートアップ・エコシステムの推進を通して、社会課題・行政課題の解決や区内産業全体のさらなる活性化を目指してまいります。

高岡市は、富山県の北西部に位置し、飛越能地域の玄関口として、県西 部の中核的な役割を担っています。
令和５年には、中心市街地に「TASU（高岡まちなかスタートアップ支援施設）」を開設。起業について気軽に相談しやすくなるような事業・セミナーを積極的に実施しています。

北九州市は、ものづくり・グリーン・ソーシャルAIを中心にスタートアップが生み出すイノベーションで、世界を先導し成長を続けるサステナブルシティを目指して、スタートアップ支援に取り組んでいます。
北九州市の創業支援の中核施設「COMPASS小倉」では、きめ細かな創業相談のほか、独自のアクセラレーションプログラムやマッチング支援など幅広い支援を行っています。
また、小学生期からのアントレプレナーシップ教育を通じた創業機運の醸成、実証や事業化を行うスタートアップに対する資金支援や伴走支援、行政や市内企業等が抱える課題とスタートアップのマッチングによる成長支援、グローバル展開への支援など、それぞれの成長フェーズに応じた切れ目のない支援を行っています。

別府市は、「起業・創業等の推進」、「人財育成」、「ヒト・企業とのつながり強化」の３つを柱とした『別府ツーリズムバレー構想』を掲げ、儲かる別府の実現に向けた取組みを進めています。
また、別府が世界に誇る観光産業ビジネスの発祥の地となることを目指し、新たなビジネスの展開を目指す人や多くのビジネスアイデアを持つ人に対し、具体的な起業・創業支援や経営革新・事業承継など持続的発展をサポートします。

熊本市では、ビジネス支援施設『XOSS POINT.』を中心に、起業家の発掘・育成に取り組むとともに、成長段階に応じた様々な支援事業を実施し、成長したスタートアップが次の支援者となって次代の起業家を支援する、『熊本版スタートアップ・エコシステム』の構築を目指しています。

鹿児島市では、クリエイティブ産業創出拠点施設（愛称mark MEIZAN（マークメイザン））とソーホーかごしまという２つのインキュベーション施設を中心として、スタートアップ支援や起業家の育成に各面から取り組んでいます。
特に、本市のスタートアップ支援の拠点となるmark MEIZANにおいては、セミナーやイベントの開催、交流スペースの効果的な運用等を通して、起業家（スタートアップ）・エンジニア・クリエイターの３つのコミュニティ形成に取り組むとともに、コミュニティ内あるいはコミュニティ相互の交流促進を図るなど、この３つのコミュニティを軸としてイノベーションが起こる風土を作り、将来を担う新規事業やスタートアップが生まれる好循環を創ることを目指しています｡
このmark MEIZANでは、起業や経営・金融などさまざまな分野のスペシャリストによる相談支援のほか、入居室やシェアオフィスも備えており、スタートアップ等の成長促進をハード・ソフトの両面から支援しています。
スタートアップの成長に必要なエンジニア・クリエイターの力も効果的に活用しながら、国内外で活躍していく起業家を、このmark MEIZANから生み出し、ロールモデルを作ることで、次なる起業家の更なる成長促進も図っていきます。